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掛軸を大量に買取させていただきました!

こんにちは!買取専門店ふくふくろう店長です🦉
愛知県額田郡幸田町にてリサイクルショップを営業しております。

本日は岡崎市のお客様から掛軸をまとめて買取させていただきました!
掛軸は家にあるけど価値が分からないって方は多いのではないでしょうか?

もちろん、色々と査定ポイントがありますので一概にには言えませんが高価な掛軸にはある程度特徴があります!

古い掛軸はシワやカビなどによるしみやヤケがあったり、絵の具が剥がれていたり、表具が破れていたりと、状態が良くない場合も多いですが、元々の価値が評価されて高額になる場合もあります。
逆に古く見えても値段がつかないことも...まとめ売りされて数百円、千円という掛軸も多く、高額になる掛軸がそうそうあるわけではないのです。

今回は素人にも分かるポイントをご紹介いたします😆

二重箱

一般的に掛け軸は桐箱に収納されていますが、桐箱をさらに箱に収納する「二重箱」になっていることがあります。
外側に使われる箱は塗り箱が一般的で、箱そのものにも価値が認められます。
また、箱を二重にすることで湿気や乾燥から掛け軸をより厳重に守ることが出来るため、掛け軸そのものの状態がよいことも多く、高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。
高価な掛軸は二重箱にて保管されていることが多いです。

軸先の素材

掛軸の両端にある部分を軸先と呼びます。この部分に注目するとどのような内容のものかや掛軸の価値がどれくらいのものかが判断できる場合があります。
なぜ軸先で判るのか、それは用いる軸先の素材によって掛軸の形や絵・書がある程度判断できるからです。中には高価な素材を用いた軸先もあり、場合にとっては本紙より価値の高い可能性すらございます。逆に、簡素で安価な軸先の場合、掛軸もインテリア用の掛軸の場合が少なくありません。
軸先の素材では牙・骨・木材・塗物・陶磁・金属などがあります。
牙や骨では象牙をはじめ鹿の角や骨などが代表的です。特に象牙は貴重な素材として知られております。また現在では象牙の軸先は自然保護の観点から取引が禁止されており、用いられること自体も少なくなっております。
これらのことから象牙の軸先が用いられた掛軸は時代も古く、内容もよいのではないか・著名な絵師や書家の作品ではないかと予感させます。
鹿の角や骨を用いた軸先も古い掛軸に用いられており判断材料のひとつとなることが多いです。
木製では黒檀や紫檀、花梨などが有名です。茶掛けなどでよく拝見します。
塗物では金蒔絵が施された軸先ですと、通常の漆塗りの軸先を用いた掛軸より内容がようのではないか、作家が有名なのではないかと期待させます。
一方でプラスチックや樹脂製の軸先の場合、本紙の内容は印刷物や工芸品の可能性が高くなります。戦後の床の間飾りとして用いられたインテリア掛軸のほとんどがプラスチック製か樹脂製の軸先です。

共箱の内容

掛軸の入っている箱はとても重要です。
それはその箱が「作家自身の手で箱書きしたもの」かもしれないからです。この箱のことを「共箱」と呼びます。
共箱は作家自身が自分の作品であることを担保する、いわぼ証明書の役割を果たします。
掛軸買取だけでなく骨董品や美術品、作家物の買取すべてにおいて共箱の有無が重要視されるのはそのためです。
共箱でない箱を合箱といいます。これは保存のために作られた箱です。
特に何も箱書きがされていない箱ですと「あるだけまし」といった具合で、そこまで重要視されない傾向にあります。

まとめ

いかがでしたか?
掛け軸などの骨董品や美術品の買取にはやはり各分野に精通した知識と市場価格の把握が必要不可欠です。数日のフランチャイズ講習を受けただけで開業したリサイクルショップの骨董品や美術品の知識が十分かどうか不安や疑問が残ります。
私自身、全ての骨董に精通しているとはいいがたいです。ただし、これまで多くの骨董品を見てきた点や元々美術大学で専攻していた点、アンティークや古いお品物が好きな点など他のフランチャイズ店やリサイクルショップに比べれば圧倒的に知識がございます。
お見積りのみでも大丈夫ですのでご連絡お待ちしております。

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